独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月31日、ZXHN-F660TおよびZXHN-F660Aに機器共通の認証情報が設定されている問題について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。ユウキジャパンテックの宮田祐希氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
ZXHN-F660T ファームウェアバージョン V1.0.10P17N4より前のバージョン
ZXHN-F660A ファームウェアバージョン V1.0.10P14N4より前のバージョン
ZTEジャパン株式会社が提供するONU(光回線終端装置)ZXHN-F660TおよびZXHN-F660Aには、機器共通の認証情報が設定されている問題(CVE-2025-53558)が存在し、機器共通の認証情報を取得した攻撃者によって、当該製品にログインされる可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。対策バージョンでは、機器共通の認証情報が廃止されている。
