住まいや子供の通学先も熟知 ~ 約 4 割のランサムウェア犯が本人と家族に危害を加えると脅す | ScanNetSecurity
2026.02.23(月)

住まいや子供の通学先も熟知 ~ 約 4 割のランサムウェア犯が本人と家族に危害を加えると脅す

 Active Directory への攻撃防止を専門とする Semperis でインシデント対応部門を率いるウィックマン氏は、以前、プロのランサムウェア交渉人として仕事をしていた。そして、データをロックするマルウェアに感染した企業の幹部に脅迫者が電話をかけてくるのを目撃していた。「それは家族に対する脅迫でした。家族のインターネットの閲覧履歴や、自宅での行動などに関するものでした」とウィックマン氏は語る。「攻撃者は幹部の住居、幹部の家族の居場所、そして幹部の子供たちが通う学校を知っています」

国際 TheRegister
https://www.semperis.com/wp-content/uploads/resources-pdfs/reports/resources-semperis-ransomware-risk-report.pdf
https://www.semperis.com/wp-content/uploads/resources-pdfs/reports/resources-semperis-ransomware-risk-report.pdf 全 1 枚 拡大写真

 ランサムウェアグループはターゲット企業に身代金の支払いを強要する手段として、従業員とその家族に身体的な暴力をふるうと脅迫することが増えている。

 サイバーセキュリティサービスを提供する Semperis の依頼を受け、調査会社センサスワイドがセキュリティおよび IT専門家 1,500 人を対象に実施した調査によると、デジタル侵入者は依然として、システム停止(52%)やデータ破壊(63%)といった従来型の脅迫を被害者に突きつけている。

 しかし、業界や地域を問わず調査回答者のほぼ半数(47%)が、攻撃者から規制当局に告発すると脅迫されたと回答している。ALPHV が、重大なセキュリティ侵害を米国金融規制当局(SEC)に報告しなかったとしてフィンテック企業のメリディアンリンクを SEC に告発した事例と同様の手口だ。

 さらに懸念されるのは、回答者の 40 %が犯人から身体的な脅迫を受けたと報告している点だ。

 「身体的危害を加えるという脅迫は本当に恐ろしい」と、Semperis の侵害対策・対応担当責任者、ジェフ・ウィックマン氏は The Register紙に語った。「次に何が起こるのか不安です」


《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

    フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

  2. 信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

    信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

  3. インシデント経験企業ほどセキュリティ人材不足を深刻に捉える傾向

    インシデント経験企業ほどセキュリティ人材不足を深刻に捉える傾向

  4. IPA「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度 (JC-STAR) 通信機器 ★3セキュリティ要件」公開

    IPA「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度 (JC-STAR) 通信機器 ★3セキュリティ要件」公開

  5. JPCERT/CC、Active Directory に注目した Windowsのイベントログ分析トレーニング用コンテンツ資料公開

    JPCERT/CC、Active Directory に注目した Windowsのイベントログ分析トレーニング用コンテンツ資料公開

ランキングをもっと見る
PageTop