国家サイバー統括室(NCO)は9月25日、「被害報告一元化に関するDDoS事案及びランサムウェア事案報告様式」(案)に関する意見の募集結果について発表した。
NCOでは、「被害報告一元化に関するDDoS事案及びランサムウェア事案報告様式」(案)について、7月10日から8月9日までの間、意見募集を行ったところ、28件(法人又は団体11件、個人17件)の意見があった。
同様式への意見としては、「本報告はなぜPDFでの報告様式であるのか。フォームで入力するホームページなどは作成されないのか。」「入力された情報のデータベース化や API 連携を視野に入れ、pdf や word 形式でのファイルでの提出ではなく、G ビズ ID と連携した web form での申請とし、諸事情で G ビズ ID が使えない時のみ pdf やword 形式を受け付けるなどとするのが望ましいと考える。」「現在の PDF や電子メールを前提とした手動の報告方法では、情報の即時性や正確性が損なわれる懸念があります。そのため、ウェブフォーム等を活用した自動化された報告プロセスの導入を強く推奨いたします。」など、そもそもPDF形式での報告を前提としたことへのコメントが複数見られ、NCOではそれに対し「今後、報告窓口の一元化に向け、所要のシステム整備を進める予定です。」と回答している。
NCOでは意見等を踏まえ、DDoS事案及びランサムウェア事案報告様式を決定している。