株式会社クラフは10月8日、2年連続で首都圏以上の賃上げを実現したと発表した。
日本労働組合総連合会が発表した2025年春闘の最終集計では、ベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせた平均賃上げ率は5.25%、従業員数300人未満の中小企業の平均は4.65%と、昨年同時期を上回る結果となったが、賃金の伸びが物価上昇に追いつかない「実質賃金のマイナス」は依然として続いている。
クラフでは2025年9月の集計で、正社員・契約社員ともに下記の通り高水準での賃上げを実現している。
・賃上げ率(昨対比)
全社:115%
正社員:109%(正社員登用者除く)
正社員登用者(12名):135%
契約社員:106%
最大昇給者:140%
またクラフでは、全社員向けに正社員登用へのチャレンジを呼びかけており、正社員比率は2年前(2023年)から3倍増となる33%となっており、目標に掲げていた2030年までの正社員比率25%を5年前倒しで達成している。
・正社員比率
2023年:10.9%
2024年:16.4%
2025年:33.0%