セイコーエプソン、顧客向けサービスの認証基盤に Okta の「Auth0」採用 | ScanNetSecurity
2025.10.23(木)

セイコーエプソン、顧客向けサービスの認証基盤に Okta の「Auth0」採用

 Okta Japan株式会社は10月14日、セイコーエプソン株式会社がグローバルで展開する顧客向けサービスの認証基盤に、Oktaの顧客向けアイデンティティ管理サービス「Auth0」を採用したと発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
「MyEPSON」のログイン画面
「MyEPSON」のログイン画面 全 1 枚 拡大写真

 Okta Japan株式会社は10月14日、セイコーエプソン株式会社がグローバルで展開する顧客向けサービスの認証基盤に、Oktaの顧客向けアイデンティティ管理サービス「Auth0」を採用したと発表した。

 エプソンではこれまで、社内で独自に開発・運用してきた顧客向けサービスの認証基盤として「Epson Global ID」を運用していたが、内製による開発体制では、新しい認証技術のサポートや、セキュリティ脅威への迅速な対応に限界があり、クラウドベースの認証サービスへの移行を進め、セキュリティと柔軟な顧客体験の両立を提供できる体制の構築のために複数のサービスを比較検討した結果、「Auth0」の採用となった。

 「Auth0」の採用に際し、APIベースの認証・認可機能の柔軟性に加え、国内外での豊富な導入実績が高く評価されるとともに、常に最新のセキュリティ対策を取り入れることができる点も、顧客に安心・安全なサービス体験を提供するうえで重要なポイントとなったとのこと。

 「Auth0」の導入でエプソンでは2025年9月現在、5つ以上の顧客向けサービスが連携したEpson Global IDを構築するとともに、2025年5月からはエプソンの会員ページ「MyEPSON」のログイン機能がアップデートされ、セキュリティ強化のために2段階認証を導入している。

 Okta Japan株式会社 代表取締役社長の渡邉崇氏は「Auth0を通じて、エプソン様のグローバルなお客様に向けて、より安全でシームレスなデジタル体験の提供を支援できることを大変嬉しく思います。」とコメントしている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 誤って全従業員に閲覧権限設定 ~ デンソーで Microsoft Power BI を利用したデータ分析

    誤って全従業員に閲覧権限設定 ~ デンソーで Microsoft Power BI を利用したデータ分析

  2. 「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性

    「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性PR

  3. 刑事告訴検討 ~ ヤマト運輸の元従業員が取引先企業に関する情報の一部を不正に持ち出し 2 社に流出

    刑事告訴検討 ~ ヤマト運輸の元従業員が取引先企業に関する情報の一部を不正に持ち出し 2 社に流出

  4. ランサムウェア犯が暗号化より優先する攻撃 ~ 攻撃多次元化 Barracuda 調査

    ランサムウェア犯が暗号化より優先する攻撃 ~ 攻撃多次元化 Barracuda 調査

  5. ツネイシホールディングス グループ社員の個人アカウントのパスワードが漏えい、不特定多数のフィッシングメールを送信

    ツネイシホールディングス グループ社員の個人アカウントのパスワードが漏えい、不特定多数のフィッシングメールを送信

ランキングをもっと見る
PageTop