アスクル株式会社は10月27日、10月19日に公表したランサムウェア感染によるサービス停止についてのFAQを発表した。
同社では主に、物流システム(WMS:Warehouse Management System)での障害の発生を確認しており、WMSでコントロールする物流センター入出荷業務の停止で受注を受けられない状況で、グループ会社 ASKUL LOGIST 社が受託している物流業務(3PL)も停止している。
同社ではシステム障害を検知したのは10月19日朝で、障害検知後の10月19日午前中に感染したシステムのネットワークを切断、10月19日午後4時30分頃にはWebからの新規注文の受付を停止している。
また、10月19日までに注文した商品について、アスクルから出荷している商品は注文日時にかかわらず、出荷できていない注文は全てキャンセルとなる。メーカー等から直接出荷している商品については、出荷が可能か注文ごとに確認中となっている。
なお、現時点で同社からの送信メールの感染は確認されていないが、感染とは関係なく、なりすましによる送信への注意を呼びかけている。
同社によると現時点で、個人情報や取引情報の外部流出は確認されていないとのこと。

