株式会社電通グループは10月28日、同社グループの海外事業におけるサイバーセキュリティ事案について発表した。
これは同社グループの海外事業のCXM(顧客体験マネジメント)領域をけん引するMerkle(マークル社)のネ ットワークの一部で異常な作動を検知したというもの。
マークル社では直ちにインシデント対応手順を開始し、予防的に特定のシステムを停止するとともに、影響を最小限に留める措置を講じており、現時点でシステムは復旧済みとなっている。
電通グループでは各市場の法制度に応じた機関等への報告も実施済みで、類似事例の対応実績もある外部のサイバーセキュリティ会社の協力を得ながら引き続き調査を進めている。
なお、本件による日本のネットワークシステムに影響はなく、電通グループへの財務的影響は想定されるものの、規模や発生のタイミングについては今後精査するとのこと。

