岐阜県は11月10日、県結婚支援関連システム管理事業の委託先への不正アクセスについて発表した。
これは同県が県結婚支援関連システムの管理を委託する株式会社愛媛電算のサーバに不正アクセスがあり、会員のログインページのソースコードが一部改ざんが判明したというもの。会員ログインページからログインできない状況となる、検索結果に表示されたサイトにアクセスすると別サイトへ誘導されるといった影響が生じている。
同県では11月4日に、愛媛電算から不正アクセスの形跡が確認されたとの報告を受け、システムの利用を一時停止し、調査をするよう愛媛電算に指示している。
調査結果によると、原因は当該サーバ内のソフトウェアの脆弱性をつかれたことで、ソフトウェアを最新版にアップデートしている。また、会員の個人情報等の流出がないことを確認している。
同県では今後、下記の対応を行った上で11月13日午後1時からシステムを再開予定とのこと。
・新たなサーバでシステムを再構築
・不正アクセスの監視体制の強化とセキュリティ対策の定期確認の徹底

