株式会社大気社は11月14日、8月25日に公表した同社の海外グループ会社への不正アクセスについて、調査結果を発表した。
同社の米国グループ会社である Encore Automation LLCでは日本時間7月29日深夜に、一部サーバが暗号化されるランサムウェア被害が判明しており、外部専門機関の協力のもとで原因の究明と詳細な調査を進めていた。
調査結果によると、一部サーバ内の文書が暗号化されたことが判明したが、社外への情報流出は確認されず、Encore Automation LLCも通常通り業務を継続している。なお、日本国内および他の海外関係会社の業務への影響もない。
大気社では被害発覚後に対策を講じ、影響範囲の特定と再発防止策の強化に努め、状況を注視していたが、外部専門機関の最終報告を受け、本件は収束したと判断している。
大気社では今後、大気社グループ全体で情報セキュリティの強化に努め、安全な利用環境の整備に尽力するとのこと。

