国立健康危機管理研究機構国立国際医療センターは7月31日、心機能の検査機器付属のハードディスクの紛失について発表した。
これは過去に同院で心電図などの心機能に関する検査を受けた入院・外来の患者の個人情報が記録されたハードディスクの紛失が判明したというもの。
紛失したハードディスクは検査機器に内蔵されていたもので、廃棄のために取り外した後、施錠された倉庫で保管していたが、4月16日に紛失が判明し、同機構内の捜索を開始したが現在まで発見には至っていない。
当該ハードディスクには、1998年12月15日から2023年12月27日までに検査を受けた83,007名分の「心電図などの心機能に関する検査情報(患者ID、氏名、年齢、性別、検査日、心機能に関する検査結果等)」と「検査実施のための患者情報(病名、感染症に関する検査結果、投薬状況等)」が保存されていた。
なお、当該ハードディスクにはパスワードロック機能はないが、検査機器に接続してデータを閲覧することを前提としているもので、「検査実施のための患者情報」については、データが生成から1ヶ月後に自動的に削除される設定とされていたこと、バックアップデータも確認可能な機器等が極めて限られることなどから、基本的に閲覧は困難であることを検査機器メーカーに確認している。
同院では対象となる患者に個別に連絡を行う。
同院では今後、個人情報が保存されたハードディスクなどの記憶媒体について、原則として院内で確実に物理的に破壊し、複数名でデータの読み出しが不可能であることを確認したうえで廃棄し、やむを得ずデータ消去や物理的破壊を外部事業者に委託する場合には、引き渡しまでの保管場所について、防犯カメラの設置や管理者同伴による入室管理等、安全管理措置を強化するとのこと。

