札幌国際大学は10月14日、同学のメールアカウントへの不正アクセスについて発表した。
これは7月9日以降、同学の学生および教職員がフィッシングメールを受信し、本文のURLから偽装サイトにアクセスしたことでメールアカウントが第三者に不正利用されたというもの。
同学で調査した結果、複数のアカウントへの不正アクセスが確認されており、これらのアカウントを踏み台に、学内外の宛先に大量のフィッシングメールの送信が行われていた。
セキュリティ専門ベンダーによる調査の結果、乗っ取られたアカウントにて一部のメールボックスへの不正なアクセスや不審なファイルの設置、共有設定の変更等が行われた痕跡を確認している。同学では、これらの痕跡を踏まえて調査を継続していたが、現時点で個人情報の外部への流出は確認されていない。
同学では、二次被害の防止とシステム内の脅威を完全に排除するため、下記の対策を実施・完了している。
・不審ファイルの完全除去
攻撃者によってSharePointおよびOneDrive等に設置された、フィッシングサイトへ誘導する不審ファイルを特定し、すべて削除。
・不正なアクセス経路の排除
攻撃者がパスワード変更後もアクセスを維持できるよう仕掛けた「不正なアプリの登録」や「不正なデバイスの登録」、「不正なメール自動転送設定」等の痕跡を特定し、排除。
・全アカウントの資格情報リセットと認証再整備
システムの安全性を確実なものとするため、被害の有無にかかわらず全学生および全教職員を対象に、パスワードの一斉リセットと多要素認証の必須化を実施。あわせて、パスキー認証の導入を進める。
同学では、同学のMicrosoft 365のライセンスをより高度な保護機能を備えたものにアップグレードしたことで、異常な通信や不審なアクセスをリアルタイムで検知し、自動的に遮断または追加の認証を要求する仕組みを導入するなど、より強固なセキュリティ環境を構築したとのこと。

