議会にセキュリティ評価計画を提出(最高情報責任者審議会)
Federal Computer Weekによると、連邦政府機関のコンピュータ・セキュリティを強化するため、最高情報責任者(CIO)セキュリティ調査会が政府機関のセキュリティ能力評価モデルを開発した。明日(3月9日)議会に提出する予定だ。
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Information Technology Security Maturity Frameworkという名称の評価モデルは、政府機関や議会、監査員が業務処理の過程でセキュリティがどの程度機能しているかを評価する際の測定手段として使用される予定だ。その評価モデルは、組織における業務処理の完成度を測定するカーネギーメロン・ソフトウェア技術工学研究所のCapability Maturity Model(CMM)に準じている。
さらに、その評価モデルは各政府機関のセキュリティ・レベルを比較する際の指針としても用いられる予定だ。この比較機能はStephen Horn下院議員(共和党、カリフォルニア州選出)の関心を強くひいた。同下院議員はY2K問題対応の際、政府機関を等級付けるシステム開発の責任者だった。同下院議員や他の下院議員は、政府機関のセキュリティ能力を評定する同様のシステムを所望していた。
米エネルギー省の最高情報責任者でありCIO審議会調査会の副議長
John Gilligan氏は「政府機関のセキュリティ・レベルに対する意識を高めるため、我々が開発したようなモデルを使用することをHorn下院議員に提案した」
と述べ、同調査会はSEIの責任者Steve Cross氏と共同でそのモデルに対するコメントを検討し、政府機関および議会で活用されるよう正式な評価モデルを策定していると付け加えた。
《ScanNetSecurity》