愛国心あふれるハッカー、税務当局のサイトを攻撃(グアテマラ)
中米グアテマラのハッカーが9月5日、“国の名誉のため”と称して税務当局のウェブサイトを攻撃し、サイトのサービスが数時間停止する事件が発生した。
9月4日、新聞社に宛て電子メールで送付された犯行声明には、Prensa Libre紙が報じた『グアテマラには、コンピュー
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9月4日、新聞社に宛て電子メールで送付された犯行声明には、Prensa Libre紙が報じた『グアテマラには、コンピュータ・ハッカーがいない』とする記事に腹を立てたためと犯行の動機が記されており、さらに「僕はグアテマラにハッカーがいないとする記事に異を唱える。誰かに被害を与えようとか、何かを得ようというのではない。ただ、この国にもハッカーなみの高度なコンピュータ技術を持った人間がいるということを示したい」とし、税務当局のウェブサイトを書き換えたことを告知した。税務当局は最初、攻撃について否認したが、後にサイトの文章が書き換えられていることに気づいた。
税務当局の広報担当Erika Garcia氏は「今回のハッカー攻撃で被害を受けたのはサイトの文章のみで、機密データに関しては無事だった」と述べ、さらにコンピュータ専門家がサイトのセキュリティをチェックするため数時間、サービスを停止したと付け加えた。
《ScanNetSecurity》