国立研究所のコンピュータ・システムに侵入したハッカーを逮捕(ローレンス・リバモア国立研究所)
小さなコンピュータ会社に勤務するBenjamin Troy Breuninger容疑者(21歳、ミネソタ州在住)が9月11日に自宅で逮捕された。同容疑者は、1999年11月に2度にわたってローレンス・リバモア国立研究所のコンピュータ・システムに侵入した疑いが持たれている。
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FBIサンフランシスコ支部の広報担当Andy Black氏によると、同研究所の核兵器に関する機密データは無事だったが、研究所の従業員名簿を含む管理情報などが盗まれた。犯行の動機は、同研究所に対する個人的怨恨ではなく、愉快犯的要素が強いと見られている。
Black氏は「社会のコンピュータ依存度が高くなればなるほど、コンピュータを利用した犯罪が増える」と警告し、FBIは現在、同容疑者が自宅のコンピュータにダウンロードしたデータを調査していると述べた。この事件で同研究所が被った損失は5万ドルに上ると推計される。
《ScanNetSecurity》