1ヶ月で2000回の攻撃を受ける(米国防総省)
米国防総省の最高情報責任者(CIO)Arthur Money氏は、同省のネットワークがハッカーたちの格好な標的になっていることを明らかにした。それによると、1999年1年間の攻撃件数は2万2000回だったのに対し、2000年1月〜7月までに発生した攻撃件数は1万4000回に達したとい
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同省のネットワークのセキュリティを脆弱だと危惧する声もあるが、同氏は米国のマスコミに対し機密指定されているコンピュータ・システムに脆弱性は認められないと明言した。
2000年12月までの同省ネットワークへの攻撃件数は前年同期の10%増だが、攻撃により実質的な被害を被った割合はほぼ同じだった。
攻撃のほとんどは、既存のソフトウェアの脆弱性を悪用したものだ。それらの脆弱性の多くは故意につくられたものではない。しかし、脆弱性の一部にはプログラマーにより意図的に設計された“trapdoors(侵入者を検知するためのプログラム)”や、またシステム管理者がアクセス権を持つために設計された“back doors”がある。そのような脆弱性を悪用した侵入経路は十代のハッカーなどにより発見されてきた。
英国防省は、同省のネットワークが受けたコンピュータ攻撃件数に関し詳細を明らかにしていないが、同省の広報担当者は過去に、攻撃によりセキュリティ侵害が発生した事実を認めており「攻撃は現在も受けており、我々はその事態を深刻に受け止めている。しかしハッカーの一歩先を行くためにも、攻撃件数を公表し討議するつもりはない」と付け加えた。
《ScanNetSecurity》