1万ドルの懸賞金付きアンチウイルス技術を発表(Gatekeeper社)
Gatekeeper社は、同社が新たに開発したアンチウイルス製品『E-mail Gatekeeper』の堅牢さを証明するため、同製品のシステムを破ったハッカーやグループに対し1万ドルを進呈すると発表した。申し込み登録は、同社のウェブページで4月16日から受け付ける予定だ。
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同社の社長Mason Stewart氏によると、同製品は企業ネットワークのウイルス感染を阻止するために新しい手法を取り入れているという。「当社はまず、電子メールメッセージ内の実行可能コード(偽装コードも含む)を認識できるソフトウェア・システムを開発した。次に、その実行可能コードを無害のデータ文字列に変換するシステムを開発した。その無害のデータ文字列は、電子メールを経由して安全に送られる」と説明した。
同製品は、パッケージが認識するようプログラムされているいくつかの実行可能コードのみ通過できるよう設計されている。認識されない他の全てのコード(既知のウイルス、ワーム、トロイの木馬など悪意あるコード以外)は、無害のデータ文字列に変換され受信者に送られる。
「メールを受け取ったユーザには、そのメッセージと添付プログラムを受
け取るか否か、その変換されたプログラムを元の実行可能コードに戻すか否か、そのプログラムをテストするため安全なPC環境に転送するか、もしくは電子メールを拒否するなどの選択肢が与えられる」と同氏は説明した。
同システムを破るコンテストの締め切りは、5月25日となっている。
《ScanNetSecurity》