ハッキング・コンテスト、賞金100万ドル(Saafnet International社)
カナダの新興企業Saafnet International社は、同社のネットワーク・セキュリティ機器を破ったハッカーに賞金100万ドルを贈呈すると発表した。同社の創始者兼最高経営責任者Vikash Sami氏(24歳)は「ケーブルモデムやデジタル加入者回線(DSL)の普及に伴い、常時接続
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同社が開発したAlphaShieldは、コンピュータとモデムの間に置かれるセキュリティ製品だ。ユーザが通常通りネットサーフィンを行う一方で、同製品は断続的に接続を中断する。つまり、悪意あるハッカーがコンピュータ・システムに侵入し改ざんするための十分な時間をハッカーに与えないということだ。「ユーザがマウスをクリックするか、情報を取得するコマンドを実行させない限り、そのゲートは決して開かない。ユーザは、何の支障もなくネットサーフィンをすることができるのだ。他方、悪意あるハッカーは、そのコンピュータ・システムから閉め出されることになる。何故なら、システムに侵入しようと思っても、接続はほんの数秒で切断されてしまうからだ」とSami氏は説明した。
同製品に並々ならぬ自信を持つSami氏は、7月か8月に約5日間の日程でコンテストを開催する予定だ。コンテストの課題は、同製品がインストールされたSaafnet社のコンピュータ・システムに侵入することだ。参加者は、同社のウェブサイトに行き、コンピュータのIPアドレスを取得する。そして、同社が事前に登録した一つのコードもしくはパスワードを入手した人が100万ドルを掌中にすることができる。
《ScanNetSecurity》