Solarisに脆弱性が発見される(ISS X-Force社)
Sun Microsystems社のUnix OS、Solarisのプリンター・デーモンに脆弱性が発見された。悪意あるハッカーは、その脆弱性を利用してSolarisを動作させているマシンのルート権限を奪取し、悪質なコードを実行することができる。脆弱性を発見したのは、セキュリティ・コンサ
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同社によると、問題の脆弱性はリモート・ユーザにローカル・プリンターへのアクセス権を与えるよう設計されたユーティリティに影響を与える。プリンター・デーモン(in.lpd)の転送ジョブ・ルーチンに脆弱性があり、ハッカーはその脆弱性を悪用して、チェックされていないバッファをオーバーフローさせてコンピュータの権限を奪取する。そしてプリンター・デーモンをクラッシュさせたり、システム管理者の権限で悪意あるコードを実行する。プリンター・プログラムは、全てのSolarisシステムにおいてデフォルトでインストールされている。
Sun社は現在、修正プログラムを開発しており、7月には公開する予定だ。X-Force社は、修正プログラムが公開されるまでそのデーモンを無効にすることを推奨している。
《ScanNetSecurity》