ウェブサーバへの攻撃件数、前年の約2倍(Predictive Systems 社)
コンピュータ・セキュリティ関連に充てる予算が増加している一方、ウェブサーバへの攻撃件数が前年の約2倍であることが明らかになった。Predictive Systems 社が2500以上の企業を対象に調査を実施し報告書を発表した。
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調査結果によると、昨年(2000年)ウェブサーバ攻撃を受けたと回答したのは24%だったのに対し、今年(2001年)は48%に上った。そして90%がウイルスおよびワームに感染したと回答。そのうちの88%は、ウイルス防止ソフトを使用していた。現在、セキュリティ関連の支出は増加傾向にあるものの、調査対象となった企業の約3分の1(29%)が不況により今年のセキュリティ費を凍結すると回答した。さらに、企業に不満を抱く元従業員がハッカーやスクリプトキディよりも深刻なセキュリティの脅威であることが判明した。
来年(2002年)はPKI(公開鍵インフラ)技術が一般に普及する年になるだろう、と同報告書は予測している。PKIは3年程前から注目されてきた技術だが、まだ一般的普及には至ってない。また、ワイヤレスと企業のセキュリティ管理に対する取り組みも今後、強化されると予測した。
《ScanNetSecurity》