2002年の冬季オリンピック、コンピュータ・システムの構築に3億ドル(米ソルトレイク・シティ)
情報筋によると、2002年冬季オリンピック組織委員会はハッカー対策に重点を置いたコンピュータ・システム構築に3億ドルの予算を計上している。統計情報の収集や報道関係者、要人そして選手用資格認定などにネットワークが活用される予定だ。セキュリティ構成は、主に三
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オリンピック開催地ソルトレイク・シティのIT担当責任者 David Busser 氏は「ハッカー対策の準備は、ほぼ整った。我々の目的は、許可されていない全ての侵入からネットワークおよびシステムを守ることだ。あらゆる局面で攻撃の試みが予想されるだろう」と述べた。ハッカーを阻止するためのソフトウェアおよびハードウェアのインストールを担当するのは、ソルトレイク・シティのネットワーク・セキュリティ会社Satel 社だ。同社のセキュリティ・コンサルタントMatt McClung 氏は「オリンピックのコンピュータ・ネットワークは、私がこれまでに見てきたネットワーク・インフラの中で最も複雑なものだ」と述べた。昨年のシドニー・オリンピックでは、オリンピックのネットワークに侵入を試みる事象が多数、確認された。
《ScanNetSecurity》