Windows XP版パッチ のオンパレード
概要:
新しいWindows XPオペレーティングシステムが最近リリースされたが、同ソフトを購入して OSをアップグレードした多くのユーザーは、その落とし穴や誤作動を克服するためにパッチをインストールしなければならない事態に直面している。2001年10月25日の出来事は
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新しいWindows XPオペレーティングシステムが最近リリースされたが、同ソフトを購入して OSをアップグレードした多くのユーザーは、その落とし穴や誤作動を克服するためにパッチをインストールしなければならない事態に直面している。2001年10月25日の出来事は、その主な例である。マイクロソフト社が最初にXP版を一般にリリースしたとき、同社はウェブサイトに数多くの互換性のアップデート情報、機能強化さらに、OSのパッチを掲示し、これら情報の容量は 18MBにものぼった。また、同日マイクロソフト社が運営するKnowledge Base技術ヘルプのサイト
(http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=fh;rid;kbinfo) には、XP版に発見された数百ものバグの一覧表が載せられた。そのうちの多くのバグは、未だにダウンロードできるパッチや解決方法がリリースされていない。また言うまでもなく、XP版のニュースグループは、毎日何千という新しい情報を受けている。
10月25日にリリースされた重要なアップデートには、ファイルや設定値、Remote Assistance、Windows Messengerのオーディオおよびビデオのツールなど、CDを焼き付けるソフトウェアに関するパッチ情報が含まれていた。また、Pentiumや Athlon製品を XP環境で作動させることを可能とする、モバイルPentium III CPUドライバーや Athlonをベースとしたチップシステムに関する別のアップデートも掲示された。
情報ソース:
Microsoft Corp. Dec. 12, 2001
http://www.microsoft.com/catalog/display.asp?subid=22&site=10798
PC World.com Nov. 29, 2001
http://www.pcworld.com/news/article/0,aid,68796,00.asp
Microsoft Corp. (Knowledge Base,), Oct. 25, 2001
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=%2fsearch%2fviewDoc.aspx%3fdocID%3dKC.Q309521%26dialogID%3d5538230%26iterationID%3d1%26sessionID%3danonymous%7c3803947
分析:
(iDEFENSE 米国) アプリケーションやオペレーティングシステムの新しいバージョンには、パッチやアップデートのリリースはつきものだが、XP版の場合、購入直後に18MBものデータをダウンロードしなければならなかったのは、ダイヤルアップモデムの使用者にとって少々苛立たしいことである。さらに、アップデートファイルの中には、全てのユーザーが必要としないWindows Movie Maker用のアップデート(3.3MB)のようなファイルも多数含まれている可能性がある。
アップデートの氾濫で困惑しているユーザーには、マイクロソフト社のテクニカル・ヘルプサイト等の技術サイトで掲示されている問題が、実際に発生している場合にのみ、ファイルをダウンロードやインストールすることを勧める。また、XP版にアップグレードする前にユーザーが考慮すべき点は、新しいOSと現在所有のハードウェア(プリンター、スキャナー、そのほかの周辺装置)や、Corel社のWord PerfectやMicrosoft Access 2000など第3者のソフトウェアアプリケーションとの互換性について調べることである。最終的には、、XP版に関する既存および将来必要となるパッチよりも、互換性の欠如がより大きな問題となる可能性がある。
(詳しくはScan Daily EXpress本誌をご覧下さい)
http://vagabond.co.jp/vv/m-sdex.htm
※この情報はiDEFENSE社( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。情報の内容は以下の時点におけるものです
【18:47 GMT、12、13、2001】
《ScanNetSecurity》