BitVise WinSSH にサービス使用不能拒否を引き起こす脆弱性
[翻訳:関谷 麻美]
2002年3月18日
国際
海外情報
2002年3月18日
◆概要:
BitVise Secure Shell 2 は、パブリックなネットワークを介したコンピュータ間の様々な接続に安全性を提供するパワフルなプロトコルだ。すなわち、安全なログイン・シェルは、多数の利用され得る SSH2 の一つだ。
"悪意ある接続の試み" を利用して、悪意あるユーザはサーバを SSH 接続要求を受け入れない状態にする。
◆詳細:
脆弱なシステム:
Windows 2000 Server で稼動する 2002年3月16日より前の BitVise WinSSH
SSHd と下位のソケット・レイヤーの違いにより、セッションを突然に終了させ、そしてSSHd がセッションを適切に解放させないようにすることができる。各々の不完全な接続は、いくつかのメモリ・ハンドルを使い果たし、ページングされないカーネル・メモリーを割り当てる。
Windows は、ある一定量のカーネル・メモリーの割り当てのみ処理することができ、その量を超えると、殆どのアプリケーションは異常な動作を始める。
テストの際、そのサーバは port 22 への接続の受け入れを停止した(接続拒否)。これはおよそ 1840x254 接続を取得したが、時間もしくは帯域幅に関するものではないので、通常のダイアルアップのモデムからこの攻撃を実行し、未だに成功することが可能と思われる。
修正プログラム:
ベンダーは、未承認の同時セッションの量を制限し、各接続に 60 秒のタイムアウトを設定した。
◆ベンダーの対応:
ベンダーには2002年2月25日に連絡をとった。そして、ベンダーはこの問題を修正した新規ビルドを3月16日にリリースした。2002年3月18日、本アドバイザリーで指摘された問題をパッチが修正したことを確認した。
◆解決策:
最新版ビルドにアップグレードすること。
下記の URL からダウンロードできる。
http://www.bitvise.com/existing-users.html
◆追加情報:
Peter Grundl がこの情報を提供した。
[情報提供:SecuriTeam]
http://www.securiteam.com/
《ScanNetSecurity》