HTML_GodwillはMicrosoft OutlookとInternet Explorerを悪用
◆概要:
HTML_Godwillは、電子メールファイルやリモートウェブサイトからのHTMLウェブページのレンダリングに対するHTML攻撃である。このHTMLページがロードされると、マイクロソフト社Internet Explorer 5.5及びOutlookに存在するActiveXの脆弱性を悪用する。通常、
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HTML_Godwillは、電子メールファイルやリモートウェブサイトからのHTMLウェブページのレンダリングに対するHTML攻撃である。このHTMLページがロードされると、マイクロソフト社Internet Explorer 5.5及びOutlookに存在するActiveXの脆弱性を悪用する。通常、HTML_Godwillは、OUTLOOKJS.CLASSを含む997バイトサイズの添付ファイル付き電子メールを介して拡散する。脆弱なInternet Explorer 5.5を持つコンピューターのOutlookで、感染ファイルがレンダリングされると、HTML_Godwillは悪意コードをインストールする。
◆別名:
HTML_GODWILL.A, Godwill.A, Godwill, Downloader-X.ldr, JAVA_GODWILL.A
◆情報ソース:
・ Trend Micro Inc.
( http://www.antivirus.com/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=HTML_GODWILL.A&VSect=T ), May 22, 2002
◆分析:
(iDEFENSE米国)現在、このコードに関する情報は殆ど未公開である。Goodwillはバックドア型トロイの木馬プログラムである。これは脆弱なコンピューターにGoodwillをインストールするものである。
◆検知方法:
997バイトサイズ以上でOUTLOOKJS.CLASSオブジェクトを含むHTML形式の電子メールを確認する。
◆リカバリー方法:
HTML_Godwillに関連する全ファイルを削除し、破壊・破損したファイルをクリーンなバックアップコピーで修復する。
◆暫定処置:
この種のファイルをブロックするよう電子メールサーバーとワークステーションを設定する。すべての新ファイルを慎重に扱い、経験則を用いる最新アンチウイルスソフトウェアでスキャンする。全ソフトウェア、特にマイクロソフト社製品に対し、積極的に修正プログラムを適用する。
◆ベンダー情報:
現在、トレンドマイクロ社のアンチウイルスソフトウェアが、このコードへの対応が可能である。また、他のアンチウイルスソフトウェアも、経験則を用いてこのHTML_Godwillを検知出来る可能性がある。
※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
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情報の内容は以下の時点におけるものです。
【17:47 GMT、05、23、2002】
《ScanNetSecurity》