【詳細情報】SPRYGとRussian Civil Hackers' Schoolの関連を調査
◆概要:
「Arvi the Hacker」として知られるIlya V. Vasilyevという人物が、年一度開催されるロシアのハッカー用会議であるSPRYG及びRussian Civil Hackers' Schoolを運営しているようである。
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「Arvi the Hacker」として知られるIlya V. Vasilyevという人物が、年一度開催されるロシアのハッカー用会議であるSPRYG及びRussian Civil Hackers' Schoolを運営しているようである。
SPRYGは、今年2002年8月1〜4日にモスクワで開催された会議であるが(IR #111490, Aug. 30, 2002)、米国で言うDef Conに相当するものである。
また、iDEFENSEではVasilyev氏がCivil Hackers' Schoolの2001〜2002年度の入学試験問題を作成したという情報を入手した。この問題には、暗号の解読や「理想的な侵入コマンド」の定義などが含まれていたようである。
ロシアのウイルス作成者であるLovinGOD(ハッキンググループの“Stealth Group”のリーダー)は以前Civil Hackers' Schoolで講師をしており、かつてこのスクールで大きな賛辞を受けていた(IR #109790, June 10, 2002;IR #111000, Aug.13,2002)。しかし、Vasilyev氏/SPRYGとCivil Hackers' SchoolとLovinGODの間で仲違いがあったようだ。
Vasilyev氏がロシア語で発表している最近の記述によると、SPRYG及びVasilyev氏に対する公式のLovinGOD及びStealth Groupの立場は、特に「批判的」なものであるとしている。、また、別のポスティングでは LovinGODはVasilyev氏及びSPRYG 2002会議を一般的に侮辱する内容となっている。
◆情報ソース:
iDEFENSE Intelligence Operations, Aug. 30, 2002
◆キーワード:
Virus: Other Crackers
Hacker Group: Other Russia
Ukraine
◆分析:
(iDEFENSE 米国) SPRYG及びCivil Hackers' Schoolの関連性は、ロシアのハッカーがどのように教育を受け、どの分野の専門知識が重要であるかと考えているかを理解する上で重要である。Vasilyev氏の活動やSPRYGとCivil Hackers' SchoolとStealth Group間の分裂問題に関するポスティングによって、ロシアにおけるハッカーの現在の状態を深く洞察することが可能である。iDefense 情報局では、今後発生する主要な問題や事件について監視を継続する予定である。
※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
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情報の内容は以下の時点におけるものです。
【05:49 GMT、09、03、2002】
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