修正されていない脆弱性の公開に関する是非
John Leyden
2003年10月16日 17:14 GMT
国際
海外情報
2003年10月16日 17:14 GMT
PivX Solutions 社は IE のまだ解決されていない脆弱性を記述した Web ページを取り下げたことに対して、その理由を説明した。
そのページ(Google のキャッシュで文書は閲覧可能)は、IE に関連した 31 の修正されていない脆弱性について記述したものだ。しかし、先週の金曜に取り下げてしまった。
Microsoft 社が複数の IE 脆弱性に対するパッチを新たにリリースした後 (MS03-040) 、PivX 社は "Microsoft 社が IE ブラウザの脆弱性を取り除くべく大改革を行う" ことを確信したという。
最近の相次ぐ IE への攻撃に対する "Microsoft 社の積極な取り組み" を鑑みて、そのページの効果は有害無益と判断し、PivX 社はページを取り下げることにした。
"インターネット・アクセスの一般的なブラウザとして、我々はIE に依存している。しかし IE は、詐欺師、社会逸脱者、不平分子そしてクラッカーの標的となっており、ライフスタイルや暮らしに災いをもたらす恐れがある。" とPivX 社は取り下げた理由を文書で述べている。
少なくとも、Microsoft 社の恥を暴露してきた PivX 社が方向転換を図った理由は、そういうことなのだろう。
PivX 社の CEO Rob Shively 氏は、修正されていない脆弱性に関するページはもうその役目を終えたが、PivX 社は引き続きセキュリティ調査を行うつもりだ、と述べた。
[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/
[翻訳:関谷 麻美]
(詳しくはScan本誌をご覧ください)
http://www.vagabond.co.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
《ScanNetSecurity》