英国の ID 窃盗犯、35 万ポンド相当の詐欺で禁固刑 | ScanNetSecurity
2024.05.08(水)

英国の ID 窃盗犯、35 万ポンド相当の詐欺で禁固刑

John Leyden
2003年11月21日 17:51 GMT

国際 海外情報
John Leyden
2003年11月21日 17:51 GMT

 11月21日、ID 窃盗および詐欺に関与した罪で 6 人の英国人男性に合わせて 15 年半の禁固刑が言い渡された。2 年以上にわたって彼らが詐欺で得た金額は 35 万ドルで、英国史上この種の事件では最も被害が大きいとされている。

 彼らはネット上で窃取した偽の ID を利用して銀行口座を開設。そしてクレジットカードの取得やローンおよび当座借越の申請を行い、Lloyds TSB から 315 万ポンド、そして Halifax および信用組合銀行から 3 万ポンドを騙し取った。

 Lloyds TSB から詐欺の通報を受けた英国家ハイテク犯罪対策部(NHTCU)は捜査を開始し、ロンドン周辺で 6 人の男性を逮捕した。捜査の一環として、警察は何千というロンドンやホームカウンティに住む人々のパスポート、ガスや電気水道代などを調べ証拠を探した。

 NHTCU によると、6 名の犯人グループは "洗練された技術を駆使してインターネットを悪用し、偽の ID を取得した"。彼らは不動産オークション・サイトからの情報を利用して、最近死亡した人たちの情報を入手した。そして、死亡した人たちの名前でアカウントを申請し、それと同時に犯人グループが "ゴーストメール" を受信し、そして不正な申請を "確認" できるアドレスにメールをリダイレクトさせるようにした。


[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/

[翻訳:関谷 麻美]

(詳しくはScan本誌をご覧ください)
http://www.vagabond.co.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  5. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  6. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  9. セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

    セガ フェイブが利用するメールシステムに不正アクセス、フェニックスリゾートが保有する個人情報が流出した可能性

  10. 「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

    「ジャンクガン」下流サイバー犯罪者が見るランサムウェアギャングの夢

ランキングをもっと見る