英国の ID 窃盗犯、35 万ポンド相当の詐欺で禁固刑
John Leyden
2003年11月21日 17:51 GMT
国際
海外情報
2003年11月21日 17:51 GMT
11月21日、ID 窃盗および詐欺に関与した罪で 6 人の英国人男性に合わせて 15 年半の禁固刑が言い渡された。2 年以上にわたって彼らが詐欺で得た金額は 35 万ドルで、英国史上この種の事件では最も被害が大きいとされている。
彼らはネット上で窃取した偽の ID を利用して銀行口座を開設。そしてクレジットカードの取得やローンおよび当座借越の申請を行い、Lloyds TSB から 315 万ポンド、そして Halifax および信用組合銀行から 3 万ポンドを騙し取った。
Lloyds TSB から詐欺の通報を受けた英国家ハイテク犯罪対策部(NHTCU)は捜査を開始し、ロンドン周辺で 6 人の男性を逮捕した。捜査の一環として、警察は何千というロンドンやホームカウンティに住む人々のパスポート、ガスや電気水道代などを調べ証拠を探した。
NHTCU によると、6 名の犯人グループは "洗練された技術を駆使してインターネットを悪用し、偽の ID を取得した"。彼らは不動産オークション・サイトからの情報を利用して、最近死亡した人たちの情報を入手した。そして、死亡した人たちの名前でアカウントを申請し、それと同時に犯人グループが "ゴーストメール" を受信し、そして不正な申請を "確認" できるアドレスにメールをリダイレクトさせるようにした。
[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/
[翻訳:関谷 麻美]
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