"オープンソース" の IE パッチに不具合
Andrew Orlowski(サンフランシスコ)
2003年12月19日 22:10 GMT
国際
海外情報
2003年12月19日 22:10 GMT
Internet Explorer のサードパーティ製 "オープンソース" パッチに複数の驚くべき不具合が含まれている。ドイツの情報技術系サイト Heise は危険なバッファ・オーバーフローに関する警告を発した。
立ち上げて僅か 1 ヶ月のサイト Openwares.org が今日、Windows Internet Explorer の不具合を修正すると謳った無償ソースコードと実行可能なバイナリを発行した。サードパーティが Microsoft の不具合だらけのブラウザに対して自社製の修正プログラムを発行することは、稀なことだが前例がないことではない。しかし、Heise はこのパッチがその効用よりもさらなる問題を引き起こす可能性があることを忠告しており、現に修正プログラムは既に修正の対象となっている。
パッチに添付されているリリースノートによると、『このパッチは、ハッカーや詐欺師がアドレスおよびステータスバーに偽の URL を表示するのを可能にする Microsoft Internet Explorer の脆弱性を解決するものだ。その脆弱性は、入力検証のエラーに起因しており、従ってユーザ名の後に、そしてURL 内の "@" 文字の直前に "%01" や "%00" にエンコードされた URL 表現を含めることで、悪用可能となる。』
[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/
[翻訳:関谷 麻美]
(詳しくはScan本誌をご覧ください)
http://www.vagabond.co.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
《ScanNetSecurity》
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