コンピュータ不正侵入の被害、3 年連続で減少
Kevin Poulsen(SecurityFocus)
2004年6月11日(金)09:58 GMT
国際
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2004年6月11日(金)09:58 GMT
コンピュータ・セキュリティ研究所 (CSI) と FBI のコンピュータ犯罪捜査班が行った年次調査によると、コンピュータへの不正侵入はここ 3 年間で減少傾向にあることが分かった。
この 2004年の調査には、米国企業、政府機関、金融機関、医療機関、大学のコンピュータ・セキュリティ担当者およそ 500 名が回答を寄せた。それによると、過去 1 年間に組織のコンピュータが不正使用された経験があると回答したのは、53% で、2003年の 56% から減少している。また、35% がセキュリティ侵害を受けていないと確信しており、不明と回答したのは 11% だった。
金銭的被害状況については 269 名の回答者が被害額を算出し、その総額は 1億4100 万ドルに達した。2003年の 2億200万ドル(251名の回答者)に比べて大幅に減少している。
また 2004年の知的所有権の窃盗に関する被害額も大幅に減少しており、1100万ドルと報告されいる。最も被害額の高いコンピュータ犯罪はサービス使用不能攻撃で、被害総額は 2600万ドル。さらに回答者の 28% がサイバーセキュリティのリスク管理を実現するために保険契約を結んでいると回答している。
[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/
[翻訳:関谷 麻美]
(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
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