サイバースペースのプライバシー問題、国境を越える | ScanNetSecurity
2026.11.05(木)

サイバースペースのプライバシー問題、国境を越える

 カナダのプライバシー問題についての市民団体が、米国企業がサイバースペースから個人情報を収集、販売しているとして、苦情の申し立てを行ったことが明らかになった。

国際 海外情報
 カナダのプライバシー問題についての市民団体が、米国企業がサイバースペースから個人情報を収集、販売しているとして、苦情の申し立てを行ったことが明らかになった。

 これはカナダ・インターネット政策・公益クリニック(Canadian Internet Policy and Public Interest Clinic - CIPPIC)が、同国のプライバシー・コミッショナーに対し、米国、ワイオミング州に本拠を置くアビカという企業が、そのホームページでカナダ人の個人情報を販売していることに抗議したものだ。最近、デジタルファイルが国境を越えて、流出していることが問題になりつつある。重要な情報の使用を規制するのが、複数の国家間になるとさらに困難になることを再確認したものだ。

 CIPPICでは、アビカは不適切な目的でカナダ人の個人情報を集め、当人の知らないところで、あるいは合意なしで公開することを禁じた、個人情報保護および電子書類法に違反しているとしている。「アビカは情報を誰が、そしていかに使用するか管理することができないし、情報の多くは誤りだ」とCIPPICのフィリッパ・ローソン事務局長は指摘する。

 アビカは個人の経歴、心理分析、犯罪暦、婚姻暦などの個人情報をウェブサイトで提供。医師や弁護士の免許証の確認、恋人や配偶者に関する情報、従業員の職歴確認を行うとしている。同社ホームページによれば、経歴チェックについては公共の記録を下に検索した情報で、対象者の国籍は米国のほかに、カナダ、英国、オーストラリア、ドイツ、フランス、イタリア、ロシア、アイルランド、日本、香港、台湾、シンガポールだという。


【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

《ScanNetSecurity》

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