アップル社、大学生を提訴
今年1月4日、アップル社が、Macintoshファンのサイト、ThinkSecret.comの運営者を企業秘密の漏洩で、カリフォルニア州サンタクララ郡高等裁判所に提訴していたが、この訴えられたのは実は19歳のハーバード大学1年生であったことが判明した。
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起訴されたのはThinkSecret.comを運営するニコラスM.シアレリさん(19歳)で、1998年、つまり13歳のときからアップル社のインサイダーニュースをウェブサイトで発信している。
ThinkSecretが最初に大いに注目を集めたのは2001年。PowerBookのG4シリーズのデビューを予測した。ThinkSecretのニュースの直後にG4の発売を発表したことから、アップルファンの間で非常に評判となり、一躍、一ヶ月に数百件のサイトへのビジターを誇る人気ウェブサイトとなった。
ThinkSecretに対して、アップル社は何度も機密事項の発表をやめるよう警告をしてきたが、シアレリさんは無視して運営を続けていた。そして、この12月末には、低価格の新型パソコン登場に関する予測記事を発表。1月11日には予測どおりに、アップル社製品の見本市『マックワールド』で、新型パソコン、マックミニ(40ギガバイト版)が499ドル(5万5800円)という価格で販売されることが明らかにされた。
シアレリさんは、ニック・デプルームの偽名を用いてサイトを運営しているが、これはティーンエイジャーの言うことは信じてもらいにくいからだという。シアレリさんのことが判明したのは、先週ハーバード大学の新聞Harbard Crimsonが報道したためだ。
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec
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