個人情報盗難に新たな手口? | ScanNetSecurity
2026.09.07(月)

個人情報盗難に新たな手口?

 e-mailのセキュリティを提供する、米、MX Logic社のスコット・チェイシン最高技術責任者が、個人情報盗難のために新しい手口での攻撃が始まるかもしれないと警告を発したと、『Government Computer News』が報道した。

国際 海外情報
 e-mailのセキュリティを提供する、米、MX Logic社のスコット・チェイシン最高技術責任者が、個人情報盗難のために新しい手口での攻撃が始まるかもしれないと警告を発したと、『Government Computer News』が報道した。

 これは、チェイシン氏がファーミング(Pharming)と呼んでいるもので、相手がルアーにかかるのを待つフィッシングに対して、ファーミングは「悪意あるウェブの*リダイレクト」であるという。つまり、商業用サイトへ接続しようとしたところ、偽物のサイトへ知らないうちに送られるというのだ。

 「フィッシング」という言葉は、Anti-Phishing Working Group(APWG) によると、オンラインでの詐欺師がe-mailのルアーを用いてインターネット・ユーザの海からパスワードをはじめとする個人情報や、オンラインバンキングなどのための金融情報を釣り上げる(fish)ところからきているという。ただし綴りはFishing ではなくPhishingである。“F”が“Ph”に置き換えられているのは、コンピュータ界でよくあることだ。PharmingもFarming(農業、養殖)をもじったもので、釣り上げるのではなく「育てる」というものだ。

 Pharmingにおけるリダイレクトは、アドレスバーがなりすましURLを認めるというウェブ・ブラウザの脆弱性と、またOSやドメインネームサービスのサーバがウェブサイトへの接続リクエストを、第三者が新しいアドレスへと差し向けることを許すという脆弱性を利用するものだ。


【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

* リダイレクト(転送)とは、ウィキペディアではユーザを別のページに転送する機能と定義。


(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 警察庁「パスワードだけの認証はもう限界です」パスキー導入検討を呼びかけ

    警察庁「パスワードだけの認証はもう限界です」パスキー導入検討を呼びかけ

  2. 資格情報の不正利用でシステム閲覧被害 ~ 三井不動産、最大5.5万件の情報漏えいの可能性

    資格情報の不正利用でシステム閲覧被害 ~ 三井不動産、最大5.5万件の情報漏えいの可能性

  3. 学生による不適切な行い「患者様を特定できる情報が映ってはいなかったものの SNS に投稿する行為は医療従事者として極めて不適切」京都府立医科大学

    学生による不適切な行い「患者様を特定できる情報が映ってはいなかったものの SNS に投稿する行為は医療従事者として極めて不適切」京都府立医科大学

  4. ダークウェブへの 17,559 名の情報流出を確認 ~ ロジックベインの不正アクセス被害

    ダークウェブへの 17,559 名の情報流出を確認 ~ ロジックベインの不正アクセス被害

  5. 名前の漢字が一文字異なる別人を同一人物と思い込む ~ 大阪府、個人情報が記載された書類を誤送付

    名前の漢字が一文字異なる別人を同一人物と思い込む ~ 大阪府、個人情報が記載された書類を誤送付

ランキングをもっと見る
PageTop