ハッカーやウイルスライターの次の標的はスマートフォン
携帯電話に電子メール送受信、ウェブ閲覧機能の他、住所録などの個人情報やスケジュール管理など電子手帳が持っていた機能も内臓したスマートフォン。無線通信機能を組み込み、近い将来にはパソコンと連携させることを目指している。新世代の携帯電話として注目を集め
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●ハッカーの攻撃で個人情報盗難の恐れ
その中で、英国でセキュリティ・ソリューションを提供するA.L. Digital Ltd.のアダム・ローリー最高セキュリティ責任者は、「既に使用されている脆弱なデバイスは多数あり、デバイスの持ち主にとって(セキュリティ面で)問題となるのは避けられない」と語っている。ローリー氏はこれまでにもBluetoothデバイスのデータ転送メカニズムの欠陥を指摘。さらにロンドン市内でラップトップを用い、Bluetoothを用いた携帯電話のデータセキュリティのテストを行っている。「ロンドンでは30分間に192台の携帯機にコンタクトしたが、うち54台で無抵抗にデータにアクセスできた。持ち主はこの攻撃には気付いていない」
Bluetoothはスマートフォンなどの新型携帯電話機に使用されている無線技術だ。ローリー氏は、その他にも昨春には、英国議会の周辺で46人の議員のデバイスからカレンダーやアドレスリストにアクセスし、コピーをしている。「このような問題は表面化し始めたばかりだ」
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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