米運輸保安庁から10万件の個人情報が不明
米国運輸保安庁(Transportation Security Administration:TSA)が、10万人の職員のデータが入ったコンピュータのハードドライブを紛失したと、5月4日付けでAPが明らかにしている。入っていたデータは、氏名、生年月日、社会保険番号、金融機関の情報、給与などについて
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事件はキップ・ホーリー長官名で、情報漏洩被害者に対して送付された通知で明らかになった。被害に遭ったのは、2002年1月から2005年8月の間にTSAで勤務していた職員で、航空警察官も含まれている。その後、雇用された職員の情報は無事だった。
TSAでは被害者に対して、1年間の信用監視サービスを無料で提供している。サービスを利用すると、被害者の名前でクレジットカードの申し込みなどがあった場合には、まず確認のために本人に連絡が行われ、個人情報の不正使用を防止する。さらに信用報告書などの作成も行うので、被害者はその内容をチェックし、知らないうちに不正使用されていないか調べることができる。
さらに個人情報盗難保険も提供。2万5000ドルまでの被害はカバーする他、情報を悪用されたときのペーパーワークが円滑に進むよう支援する。
ハードドライブが行方不明となっているのに気付いたのは5月3日だという。場所は人事部のある本部の管理区域で、懸命に探したものの見つからなかった。そのため…
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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