悪質な攻撃ツールMPackに注意(1)恐るべきMPackの脅威とは | ScanNetSecurity
2026.10.12(月)

悪質な攻撃ツールMPackに注意(1)恐るべきMPackの脅威とは

去る6月、ホテルをはじめとする観光関連、エンターテインメント、市議会など多数のイタリアのウェブサイトがマルウェアに感染し、サイトを訪れたユーザをトロイの木馬に感染させてしまうとの警告が、トレンド・マイクロなどのセキュリティ企業により行われた。このマルウ

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去る6月、ホテルをはじめとする観光関連、エンターテインメント、市議会など多数のイタリアのウェブサイトがマルウェアに感染し、サイトを訪れたユーザをトロイの木馬に感染させてしまうとの警告が、トレンド・マイクロなどのセキュリティ企業により行われた。このマルウェアは、ツールキット“MPack”を用いて作成されているという。

トレンド・マイクロによると、イタリアのサイトがマルウェアに感染した問題について、数万人のユーザが影響を受けたとしている。続けて、VeriSignの関連会社であるセキュリティ企業iDefenseなども、マルウェア感染に使用されたMPackの攻撃が激しくなっているとの警告を行った。

MPackでは、キーボードへの入力情報を盗むキーロガーなどに感染する。その結果、インターネット・バンキングやショッピングなどでユーザが使用する重要情報が盗まれてしまう危険なマルウェアだ。まず、MPackの脅威から詳しく見てみよう。

●複数の脆弱性を攻撃するツール

MPackは強力なウェブ攻撃ツールでWebAttacker IIとも呼ばれている。2006年10月頃から確認されているということで比較的新しい。当時、MPackによる攻撃は、ウェブベースの攻撃のうちの約1割を占めていたという。

MPackはウェブサイトを乗っ取り、そこにアクセスしてきたユーザのPCを攻撃する。乗っ取られたサイトには隠しiFrameが挿入される。アクセスしたPCへの攻撃手順は、

1.まずアクセスしてきたユーザのPCについて、オペレーションシステム、使用ブラウザを確認する
2.確認したブラウザの種類、オペレーティングシステムによって、Webの脆弱性を突いたコードをユーザのマシンに送信する
3.脆弱性の利用に成功すると、ペイロードファイルをユーザに送信して、実行する

というものだ。また、MPackが攻撃する脆弱性は…

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

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