悪質な攻撃ツールMPackに注意(1)恐るべきMPackの脅威とは | ScanNetSecurity
2026.09.07(月)

悪質な攻撃ツールMPackに注意(1)恐るべきMPackの脅威とは

去る6月、ホテルをはじめとする観光関連、エンターテインメント、市議会など多数のイタリアのウェブサイトがマルウェアに感染し、サイトを訪れたユーザをトロイの木馬に感染させてしまうとの警告が、トレンド・マイクロなどのセキュリティ企業により行われた。このマルウ

国際 海外情報
去る6月、ホテルをはじめとする観光関連、エンターテインメント、市議会など多数のイタリアのウェブサイトがマルウェアに感染し、サイトを訪れたユーザをトロイの木馬に感染させてしまうとの警告が、トレンド・マイクロなどのセキュリティ企業により行われた。このマルウェアは、ツールキット“MPack”を用いて作成されているという。

トレンド・マイクロによると、イタリアのサイトがマルウェアに感染した問題について、数万人のユーザが影響を受けたとしている。続けて、VeriSignの関連会社であるセキュリティ企業iDefenseなども、マルウェア感染に使用されたMPackの攻撃が激しくなっているとの警告を行った。

MPackでは、キーボードへの入力情報を盗むキーロガーなどに感染する。その結果、インターネット・バンキングやショッピングなどでユーザが使用する重要情報が盗まれてしまう危険なマルウェアだ。まず、MPackの脅威から詳しく見てみよう。

●複数の脆弱性を攻撃するツール

MPackは強力なウェブ攻撃ツールでWebAttacker IIとも呼ばれている。2006年10月頃から確認されているということで比較的新しい。当時、MPackによる攻撃は、ウェブベースの攻撃のうちの約1割を占めていたという。

MPackはウェブサイトを乗っ取り、そこにアクセスしてきたユーザのPCを攻撃する。乗っ取られたサイトには隠しiFrameが挿入される。アクセスしたPCへの攻撃手順は、

1.まずアクセスしてきたユーザのPCについて、オペレーションシステム、使用ブラウザを確認する
2.確認したブラウザの種類、オペレーティングシステムによって、Webの脆弱性を突いたコードをユーザのマシンに送信する
3.脆弱性の利用に成功すると、ペイロードファイルをユーザに送信して、実行する

というものだ。また、MPackが攻撃する脆弱性は…

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

──
この記事には続きがあります。
全文はScan Security Management本誌をご覧ください。

◎有料版Scan申込> http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m02_ssm

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 警察庁「パスワードだけの認証はもう限界です」パスキー導入検討を呼びかけ

    警察庁「パスワードだけの認証はもう限界です」パスキー導入検討を呼びかけ

  2. 資格情報の不正利用でシステム閲覧被害 ~ 三井不動産、最大5.5万件の情報漏えいの可能性

    資格情報の不正利用でシステム閲覧被害 ~ 三井不動産、最大5.5万件の情報漏えいの可能性

  3. 学生による不適切な行い「患者様を特定できる情報が映ってはいなかったものの SNS に投稿する行為は医療従事者として極めて不適切」京都府立医科大学

    学生による不適切な行い「患者様を特定できる情報が映ってはいなかったものの SNS に投稿する行為は医療従事者として極めて不適切」京都府立医科大学

  4. ダークウェブへの 17,559 名の情報流出を確認 ~ ロジックベインの不正アクセス被害

    ダークウェブへの 17,559 名の情報流出を確認 ~ ロジックベインの不正アクセス被害

  5. 名前の漢字が一文字異なる別人を同一人物と思い込む ~ 大阪府、個人情報が記載された書類を誤送付

    名前の漢字が一文字異なる別人を同一人物と思い込む ~ 大阪府、個人情報が記載された書類を誤送付

ランキングをもっと見る
PageTop