Weekly Topics:国民を不安にさせる英国の情報セキュリティ
12月3日付けの英国の代表的な日刊紙『The Times』が、PIN番号をはじめとする英国民の個人情報が販売されているウェブサイトについて取り上げ、英国民にショックを与えた。『The Times』によると、一銭も情報料を支払うことなしに、口座情報などの財務関連のデータをダ
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入手した情報は、高等裁判所の副判事をはじめ、32名の個人のものだ。口座番号、ATMなどで使用するPIN番号、セキュリティコードなどが、ハッキングサイトから無料でダウンロードできたそうだ。サービスの利用を検討中の犯罪者に対して、トライアルとして提供されていた。英国の情報監視機関の調査でわかったものだ。
『The Times』ではその他、
・100件を超える多数のウェブサイトで、英国の金融機関の口座情報が取引されていた。
・中には、3万件のクレジットカード番号を1件につき1ポンド(約225.68円)以下の格安料金で販売しているものもあった。
・英国政府がハッカーの被害を受けることはないと主張しているEパスポートの情報が売買されていた。
などを確認している。
情報コミッショナー委員会(Information Commissioner's Office: ICO)が直ちに調査を開始する他、ロンドン警視庁も捜査を…
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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