システムツール実行不能、偽警告、修復代金、System Security 2009の手口(マカフィー) | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

システムツール実行不能、偽警告、修復代金、System Security 2009の手口(マカフィー)

マカフィー株式会社は5月17日、ユーザに偽のウイルス対策やスパイウェア対策ソフトの購入を迫る「スケアウェア」の特筆すべき傾向として、偽の警告メッセージ(FakeAlert)による犯罪モデルが、ただ単に恐怖を煽るものから詐欺目的で各種ITリソースを掌握し続ける形態に

製品・サービス・業界動向 業界動向
マカフィー株式会社は5月17日、ユーザに偽のウイルス対策やスパイウェア対策ソフトの購入を迫る「スケアウェア」の特筆すべき傾向として、偽の警告メッセージ(FakeAlert)による犯罪モデルが、ただ単に恐怖を煽るものから詐欺目的で各種ITリソースを掌握し続ける形態に変わりつつあることを挙げ、その一例として「System Security 2009(検出名:FakeAlert-CO)」という偽ウイルス対策ソフトの一連の感染経路を観察している。

「System Security 2009」はPCに入り込むと、実行中の全ユーザプロセスを止めるか、ユーザに再起動をうながす。再起動後にはPC内を検査するふりをして、脅威を見つけたという偽の報告で警告を行うとともに、プロセスを止めたWindowsの「タスクマネージャ」や「コマンドプロンプト」といったシステム用ツール、またその他オフィスアプリケーションを全て実行不可能にしてしまう。そして「実行できないファイルはマルウェアに感染している」という内容のメッセージを表示する。ユーザがこの問題を解決するには、「System Security 2009」を有料でアクティベートするしかない。

http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/fakealert-trojan-holds-systems-for-ransom.asp

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  6. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  7. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  8. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  9. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  10. 「GMOサイバー攻撃 ネットde診断」Palo Alto、Cisco、SonicWall、OpenVPN に対応

    「GMOサイバー攻撃 ネットde診断」Palo Alto、Cisco、SonicWall、OpenVPN に対応

ランキングをもっと見る