文書の社外秘マークや透かし文字を検出、漏えい対策に活かす技術を開発(富士通研究所) | ScanNetSecurity
2024.05.11(土)

文書の社外秘マークや透かし文字を検出、漏えい対策に活かす技術を開発(富士通研究所)

株式会社富士通研究所は9月6日、機密文書に含まれる社外秘マークや、「関係者外秘」などの背景の透かし文字を検出することで、機密文書の漏えい対策を行う業界初となる技術を開発したと発表した。この技術は、仮想的な印刷処理を行い、汎用的に用いられる印刷データ(EM

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
株式会社富士通研究所は9月6日、機密文書に含まれる社外秘マークや、「関係者外秘」などの背景の透かし文字を検出することで、機密文書の漏えい対策を行う業界初となる技術を開発したと発表した。この技術は、仮想的な印刷処理を行い、汎用的に用いられる印刷データ(EMF)を作成する。このEMFを解析することで、テキストや描画されている図形、画像を種類ごとに適切に分離し、その種類ごとにそれぞれに適した文字認識処理を行うテキスト抽出を行う。

本技術により、文書作成のアプリケーションに関わらず、マークや透かし文字の検出が可能になる。たとえば「社外秘」「関係者外秘」などの機密表現を指定するだけで、社外秘マークが入っている文書をメールで社外宛に送付することを警告したり、機密文書を印刷したことを自動的にログに残すといった情報漏えい防止システムを構築することができる。同社では今後、本技術を応用しメールの添付文書チェックや、文書管理システムにおける機密文書の流通監視への適用などに向け、2011年度の実用化を目指すとしている。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2010/09/6.html

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  3. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  4. テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

    テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

  5. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

  6. 北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

    北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

  7. サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

    サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

  8. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  9. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  10. 2000~2024年のサイバー史「JNSAセキュリティ年表」公開

    2000~2024年のサイバー史「JNSAセキュリティ年表」公開

ランキングをもっと見る