BIND 9.xのネガティブキャッシュ機能にDoSの脆弱性、緊急情報を発表(JPRS) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

BIND 9.xのネガティブキャッシュ機能にDoSの脆弱性、緊急情報を発表(JPRS)

株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は5月27日、「BIND 9.x」のネガティブキャッシュ機能の実装上のバグによるnamedのサービス停止についての緊急情報を発表した。これは、BIND 9.xのネガティブキャッシュの取り扱いに実装上のバグがあり、namedのリモートからのクラ

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は5月27日、「BIND 9.x」のネガティブキャッシュ機能の実装上のバグによるnamedのサービス停止についての緊急情報を発表した。これは、BIND 9.xのネガティブキャッシュの取り扱いに実装上のバグがあり、namedのリモートからのクラッシュ(サービス停止)が可能であることが、開発元のISCより発表されたというもの。

BIND 9.xでは実装上の不具合により、非常に大きなRRSIGリソースレコードセットを含むDNSの否定応答を権威DNSサーバから受信した場合に、named内部でエラーが発生し、namedがクラッシュする問題が発生する。本脆弱性により、提供者が意図しない、名前解決サービスの停止が発生する可能性がある。また、本脆弱性を利用した具体的な攻撃方法が既にインターネット上で公表されていることから、該当するBIND 9を利用しているユーザは、関連情報の収集や緊急パッチの適用など、適切な対応を速やかに取ることを強く推奨している。
(吉澤亨史)

http://jprs.jp/tech/security/2011-05-27-bind9-vuln-large-rrsig-and-ncache.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop