脆弱性関連情報、Webサイトの脆弱性は92%がXSS--IPA四半期レポート(IPA/ISEC)
独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は10月21日、2011年第3四半期におけるソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況を発表した。これによると、同四半期のIPAへの脆弱性関連情報の届出件数は、ソフトウェア製品に関するもの36件、Webア
脆弱性と脅威
脅威動向
ソフトウェア製品の脆弱性の届出に関して、JPCERT/CCが調整を行い、製品開発者が修正を完了し、2011年第3四半期にJVNで対策情報を公表したものは29件(累計545件)。このうち「クロスサイトスクリプティング」が11件で最も多かった。Webサイトの脆弱性関連情報の届出に関して、IPAがWebサイト運営者に通知を行い、2011年第3四半期に修正を完了したものは86件(累計3,596件)。修正完了した86件の内訳は、Webアプリケーションを修正したものが73件(85%)、当該ページを削除したものが13件(15%)であった。なお、修正完了した86件のうち55件(64%)は、届出から修正完了まで1年以上経過していた。
(吉澤亨史)
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/vuln2011q3.html
《ScanNetSecurity》