低スペックPCでハイエンドWebサーバをクラッシュさせるツールが公開、サービス妨害攻撃がSSLを標的に(The Register) | ScanNetSecurity
2025.12.17(水)

低スペックPCでハイエンドWebサーバをクラッシュさせるツールが公開、サービス妨害攻撃がSSLを標的に(The Register)

ハッカー達が、ソフトウェアをリリースした。Secure Sockets Layer実装における、十分に裏付けのある欠陥を標的とすることで、単一のコンピュータによりサーバをオフラインにすることが可能だというものだ。

国際 TheRegister
ハッカー達が、ソフトウェアをリリースした。Secure Sockets Layer実装における、十分に裏付けのある欠陥を標的とすることで、単一のコンピュータによりサーバをオフラインにすることが可能だというものだ。

ドイツのハッカーグループThe Hacker's Choiceが月曜、同ツールをリリースしたが、これは一つには、社会保障番号や他の機密データがサーバとエンドユーザーのコンピュータを行き来する際、モニターされないよう、Webサイトが使用するSSLに、長期にわたって存在する一連の欠陥と、彼らが指摘するものに、注意を向けるためだ。

「我々はSSLの怪しげなセキュリティが、注目されずに終わることがないよう望んでいる」と、同グループの匿名メンバーがブログに書いている。「業界は市民が安全と機密性を取り戻せるよう、この問題の修正を開始すべきだ。SSLはプライベートデータを保護するのに、複雑で意味のない、そして21世紀には適さぬ古くさいメソッドを使用している。」

このTHC-SSL-DOSは、普通にインターネット接続している単一のコンピュータで、膨大な帯域を持つ、はるかにパワフルなサーバをクラッシュさせることができるが、それはサーバがSSL再ネゴシエーションとして知られる手順をサポートしている場合のみだと、月曜の投稿にある。再ネゴシエーションは、、暗号化されたセッションが既に開始された後で、通信を保護する新たな秘密鍵を確立するために使用される。攻撃者が2つのエンドポイント間を通過する暗号化されたトラフィックに対して、テキストをインジェクトできるという、2009年に発見されたSSLプロトコルの欠陥の中心となっているのが再ネゴシエーションだ…

※本記事は有料版に全文を掲載します

© The Register.


(翻訳:中野恵美子
略歴:翻訳者・ライター

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 社内システム不当操作 送配電事業者の従業員が電気を約 9 年間不正使用

    社内システム不当操作 送配電事業者の従業員が電気を約 9 年間不正使用

  2. マイナ保険証確認機器でエラーが発生 ~ 休日急患診療所の事務用パソコンがサポート詐欺被害

    マイナ保険証確認機器でエラーが発生 ~ 休日急患診療所の事務用パソコンがサポート詐欺被害

  3. スキー場の早割リフト券を販売している EC サイトに不正アクセス、利用者からの問い合わせで発覚

    スキー場の早割リフト券を販売している EC サイトに不正アクセス、利用者からの問い合わせで発覚

  4. 「快活 CLUB」への不正アクセス 容疑者逮捕

    「快活 CLUB」への不正アクセス 容疑者逮捕

  5. ブロードバンドタワーにサイバー攻撃、一部の情報に外部からアクセスされた可能性を示す痕跡

    ブロードバンドタワーにサイバー攻撃、一部の情報に外部からアクセスされた可能性を示す痕跡

ランキングをもっと見る
PageTop