「2012年のセキュリティ予測トップ10」を発表、クラウドや個人も標的に(ウォッチガード) | ScanNetSecurity
2024.05.12(日)

「2012年のセキュリティ予測トップ10」を発表、クラウドや個人も標的に(ウォッチガード)

ウォッチガードは、米WatchGuard Technologiesのセキュリティ専門家による「2012年のセキュリティ予測トップ10」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(ウォッチガード)は12月15日、米WatchGuard Technologiesのセキュリティ専門家による「2012年のセキュリティ予測トップ10」を発表した。1位には「大手クラウドプロバイダーに大規模なセキュリティ事件発生:クラウドコンピューティング時代で新しいマルウェアの嵐が」を挙げた。犯罪組織がクラウドサービスをターゲットにして、最低でも1件の大手クラウドプロバイダの事件が発生すると予想している。その一方で、よりスマートで信頼性の高いクラウドプロバイダがリスクを事前に察知し、より高いセキュリティサービスを提供することも予想している。

2位には「犯罪組織が先進的なマルウェア技術を悪用し企業をターゲットにする:APTがSMB(Small and Medium Business:中小規模企業)、そして消費者もターゲットに」を挙げ、一般人にまで影響が及ぶと予測している。3位には「不正侵入のニュースが2012年は増加:ハクティビストとスクリプトキッズがネット上で暴走」、4位には「バーチャリゼーションへの依存度が高まると共にバーチャルセキュリティのニーズも高まる:保護されてないバーチャルマシンは危険」、5位には「スマートフォンのアプリストアとマーケットプレイスによって、モバイルのマルウェアが現実世界に浸透:だれがモバイルのアプリガーデンに雑草を植えたか」を挙げた。以下、個人のデバイス持ち込みによる感染の増加、Facebookのセキュリティ強化、物理インフラへのデジタル攻撃、位置情報を悪用するマルウェア、HTML5のWebサイトを狙う攻撃を挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  3. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  4. テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

    テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

  5. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

  6. 北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

    北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

  7. サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

    サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

  8. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  9. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  10. 2000~2024年のサイバー史「JNSAセキュリティ年表」公開

    2000~2024年のサイバー史「JNSAセキュリティ年表」公開

ランキングをもっと見る