セキュリティ対策を実行する人、しない人--社会心理学の見地で調査(IPA)
IPAは、「リスク認知と実行に関する調査」報告書を公開した。情報セキュリティ対策を実行する「個人のふるまい」に着目し、対策を実施するための要因を探求するために実施したもの。
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調査結果では、セキュリティ対策について「対策意識にネガティブで、そのような行動は面倒だと思い、かつ利己的な人は実行しない傾向」があり、「上下意識(指示系統が働く組織意識)が強い人」という結果となった。反対に、「ボットウイルスが何であるかよくわかっている人」「責任意識が高い人」「セキュリティ対策への意識が強い人」「友人集団の和を重視する傾向のある人」「新しい情報に積極的な人」などは対策を実行する傾向にあるとした。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》