「MS12-020」の脆弱性に対する攻撃は未確認も、早急な対策を呼びかけ(日本IBM) | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

「MS12-020」の脆弱性に対する攻撃は未確認も、早急な対策を呼びかけ(日本IBM)

日本IBMは、東京SOCにおいてマイクロソフト セキュリティ情報「MS12-020」に対する攻撃の検知状況について発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は3月19日、東京SOCにおいてマイクロソフト セキュリティ情報「MS12-020:リモートデスクトップの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2671387)」に対する攻撃の検知状況について発表した。本脆弱性は3月14日に公開されており、この脆弱性を悪用してリモートデスクトップが有効になっているシステムにてブルースクリーン(BSoD)を引き起こさせる攻撃コードが公開されている。

東京SOCでは3月19日12時現在、本脆弱性を悪用した攻撃は海外を含めたすべてのSOCで検知していない。しかし、公開されている攻撃コードを利用すればすぐにでも攻撃は可能であるため、リモートデスクトップを利用している場合は、早急にパッチを適用することを推奨している。また、外部からのリモートデスクトップ接続の必要がない場合は、ネットワーク境界にて外部からのリモートデスクトップ接続の遮断を検討するよう呼びかけている。なお、本脆弱性との関係は不明だが、ポート3398へのポートスキャンが増えており、攻撃準備の可能性があると指摘している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

ランキングをもっと見る
PageTop