「MS12-020」の脆弱性に対する攻撃は未確認も、早急な対策を呼びかけ(日本IBM)
日本IBMは、東京SOCにおいてマイクロソフト セキュリティ情報「MS12-020」に対する攻撃の検知状況について発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
東京SOCでは3月19日12時現在、本脆弱性を悪用した攻撃は海外を含めたすべてのSOCで検知していない。しかし、公開されている攻撃コードを利用すればすぐにでも攻撃は可能であるため、リモートデスクトップを利用している場合は、早急にパッチを適用することを推奨している。また、外部からのリモートデスクトップ接続の必要がない場合は、ネットワーク境界にて外部からのリモートデスクトップ接続の遮断を検討するよう呼びかけている。なお、本脆弱性との関係は不明だが、ポート3398へのポートスキャンが増えており、攻撃準備の可能性があると指摘している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》