リモートデスクトップの解放済みメモリ使用の脆弱性を検証(NTTデータ先端技術)
NTTデータ先端技術は、リモートデスクトップにおける解放済みメモリを使用する脆弱性(MS12-020)(CVE-2012-0002)に関する検証レポートを公開した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
この脆弱性により、リモートからローカルユーザと同じ権限で任意のコードを実行される危険性がある。なお、リモートデスクトップはデフォルトで無効化されている。同社では今回、この脆弱性の再現性について検証した。検証は、Windows XPを検証ターゲットシステムとして実施した。検証は、ターゲットシステム上で、細工したRDPパケットを送信することでBSOD(Blue Screen of Death)を引き起こすことを試みた。その結果、攻撃後のターゲットのシステム画面からターゲットシステムのクラッシュ(強制終了)に成功した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》