中小企業のサイバー攻撃対策で協業、サーバ向け脆弱性対策サービスを提供(トレンドマイクロ、大塚商会) | ScanNetSecurity
2024.05.03(金)

中小企業のサイバー攻撃対策で協業、サーバ向け脆弱性対策サービスを提供(トレンドマイクロ、大塚商会)

トレンドマイクロと大塚商会は、中小企業のサイバー攻撃対策で協業した。この協業により大塚商会は「サーバプロテクションサービス」の提供を開始する。

製品・サービス・業界動向 業界動向
トレンドマイクロ株式会社と株式会社大塚商会は4月9日、中小企業のサイバー攻撃対策で協業したと発表した。この協業によって大塚商会は、標的型攻撃などサーバの脆弱性を悪用する攻撃や不正プログラムの感染からユーザのサーバを保護するASP「サーバプロテクションサービス」を5月22日より提供を開始する。本サービスは、トレンドマイクロの総合サーバセキュリティソフト「Trend Micro Deep Security」(Deep Security)のエージェントをユーザのサーバに提供し、Deep Securityの管理サーバは大塚商会のデータセンターで安全に運用管理される。

脆弱性対策の「仮想パッチモデル」、不正プログラム感染を防止する「ウイルス対策モデル」および、2つのモデルをセットにした「フルモデル」の3種類を用意した。価格はフルモデルが年額123,000円、仮想パッチモデルが年額80,400円、ウイルス対策モデルが年額42,960円(すべて1サーバあたり)。24時間365日稼働しているサーバや、セキュリティパッチ適用によるアプリケーションへの影響を考慮してすぐにセキュリティパッチの適用ができないサーバなどのセキュリティを強化する。両社は今後、ハードウェアと組合せたパッケージソリューションや、ネットワークも含めたソリューションなど、中堅中小企業のサイバー攻撃対策に求められるセキュリティをユーザが簡単に利用しやすい形態で提供していくという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  4. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  5. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  6. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  7. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  8. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  9. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る