「MS12-027:CVE-2011-3544」の脆弱性を悪用する標的型攻撃を確認(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.10.03(土)

「MS12-027:CVE-2011-3544」の脆弱性を悪用する標的型攻撃を確認(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、マイクロソフトのセキュリティ情報「MS12-027」に含まれる脆弱性「CVE-2011-3544」を利用する不正なリッチテキストファイル(拡張子:RTF)が世界各地で流布していることを確認した。

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロ株式会社は4月18日、マイクロソフトのセキュリティ情報「MS12-027」に含まれる脆弱性「CVE-2011-3544」を利用する不正なリッチテキストファイル(拡張子:RTF)が世界各地で流布していることを確認したとブログで発表した。この脆弱性は、Microsoft OfficeやVisual FoxPro、Commerce Server、BizTalk Server、Microsoft SQL Serverといった多数の同社製品が影響を受ける。同社が確認した、不正なRTFファイルが添付されたメールは、親チベット感情に関する内容が含まれており、過去に標的となったチベットの市民NGOに送信されていた。

「Inside Information.doc」という添付ファイルには、実行ファイルおよび Wordファイル(拡張子DOC)が埋め込まれており、これら2つのファイルは暗号化されていた。Wordファイルは、「TROJ_MDROP.GDL」による不正活動を隠ぺいするために利用される無害なファイル。一方、実行ファイルは、トレンドマイクロの製品では「TSPY_GEDDEL.EVL」として検出され、「fxsst.dll」を作成しインストールする。さらに、キー入力やパスワード、システム情報、Webカメラで記録した映像などを盗み出す「HUPIGON」ファミリに誘導する。今回の事例から、こうした一連の標的型攻撃を仕掛ける攻撃者は非常に執拗で、目的達成のためにツールを更新することに無駄がないとしており、パッチの適用やセキュリティ対策の導入を呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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