「MS12-027:CVE-2012-0158」を悪用し国内組織を狙う不正メールを確認(日本IBM)
日本IBMは、東京SOCにおいて国内の組織をターゲットとした不正なメールが送信されていることを4月17日に確認しているとして、注意喚起を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
メールの送信元アドレスは、日本国内の組織のドメイン(*.or.jp)が利用されている。不正なDocファイルを開くことで感染したマルウェアは、以下のドメインに対して名前解決を行い、hoop-america.oicp.netと通信することを確認している。
1.test.3322.org.cn
2.test.3322.org.cn
3.test.3322.org.cn
4.test.3322.org.cn
123ewqasdcxz.xicp.net
hoop-america.oicp.net
東京SOCでは、不正なDocファイルが悪用する脆弱性を修正するパッチはすでにリリースされているため、早急に適用することを勧めている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》