Androidアプリの脆弱性情報届出、7割以上が「アクセス制限の不備」(IPA) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

Androidアプリの脆弱性情報届出、7割以上が「アクセス制限の不備」(IPA)

IPAは、Androidアプリの脆弱性関連情報の分析により脆弱性を作り込みやすいポイントをまとめ、技術レポート「テクニカルウォッチ」として公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は6月13日、Androidアプリの脆弱性関連情報の分析により脆弱性を作り込みやすいポイントをまとめ、技術レポート「テクニカルウォッチ」として公開した。これは、IPAに届け出られるAndroidアプリの脆弱性関連情報が2011年後半から増加していることを踏まえたもの。届出された脆弱性情報を分析した結果、その7割超が「アクセス制限の不備」の脆弱性であったという。

「アクセス制限の不備」の脆弱性の原因箇所を分類すると、ファイルアップロードやデータ共有などのAndroidアプリの「機能」に対するアクセス制限不備と、Androidアプリが生成する「ファイル」に対するアクセス制限不備の2つに分けられる。どちらもAndroidの仕組みを理解し、適切にアクセス制限の設定をしていれば防ぐことのできる脆弱性としている。本レポートでは、より多くのAndroidアプリ開発者にAndroid特有のアクセス制限の必要性についての理解を促進するために、Androidの仕組みについて説明した上で、届出の多かったAndroidアプリの脆弱性の例を5件紹介している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop