東日本大震災関連の地震保険金総額は1兆2345億円、宮城県が最も多く5594億円に(日本損害保険協会) | ScanNetSecurity
2024.05.21(火)

東日本大震災関連の地震保険金総額は1兆2345億円、宮城県が最も多く5594億円に(日本損害保険協会)

日本損害保険協会は、東日本大震災関連で支払われた地震保険金の総額が5月31日時点で、1兆2345億円になったと発表した。

製品・サービス・業界動向 ダイジェストニュース
仙台〜石巻(2012年2月下旬)
仙台〜石巻(2012年2月下旬) 全 2 枚 拡大写真
日本損害保険協会は、東日本大震災関連で支払われた地震保険金の総額が5月31日時点で、1兆2345億円になったと発表した。

支払件数は78万3648件。都道県別の支払状況は、宮城県が5594億円(支払件数26万1594件)で最も多く、次いで福島県の1574億円(同7万7920件)、茨城県の1529億円(同10万7609件)の順となっている。

損保協会の隅修三会長(東京海上ホールディングス社長)は同日の定例会見で、「東日本大震災では1兆2000億円を超える地震保険金を支払い、被災者の生活の安定を目的に導入された地震保険制度が有効に機能したとの評価を頂いた一方で、震災後の契約件数増加への対応や準備金の減少などの課題も浮き彫りになった」と指摘。

その上で「持続可能で安定的な制度設計と運営に向け様々な要望を行った結果、地震再保険の特別会計の存続や総支払限度額の引き上げ、官民の負担割合の見直しなどが実現し、より安心して地震保険に加入して頂ける制度環境が整いつつあると認識している」とコメントした。

東日本大震災の地震保険支払額、1兆2345億円…5月末時点

《小松哲也@レスポンス》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 攻撃者のあの手この手、リアルな攻撃&リアルな現状を知る専門家が警鐘を鳴らす ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    攻撃者のあの手この手、リアルな攻撃&リアルな現状を知る専門家が警鐘を鳴らす ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  2. バイナリファイルからSBOMを作成し脆弱性情報と照合「SBOMスキャナ」発売

    バイナリファイルからSBOMを作成し脆弱性情報と照合「SBOMスキャナ」発売

  3. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  4. Log4Shell のような経験はもう二度としない ~ SSVC が搭載された FutureVuls を活用し、現実的な脆弱性管理を実現 [株式会社マイナビ]

    Log4Shell のような経験はもう二度としない ~ SSVC が搭載された FutureVuls を活用し、現実的な脆弱性管理を実現 [株式会社マイナビ]PR

  5. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  6. メーラーが最新バージョンでなかった ~ 国公文協の委託先事業者に不正アクセス

    メーラーが最新バージョンでなかった ~ 国公文協の委託先事業者に不正アクセス

  7. 日本取引所グループのメールアドレスから不審メール送信

    日本取引所グループのメールアドレスから不審メール送信

  8. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  9. ジョイフル本田「THE GLOBE・OLD FRIEND オンラインショップ」に不正アクセス、3,958 件のカード情報漏えいの可能性

    ジョイフル本田「THE GLOBE・OLD FRIEND オンラインショップ」に不正アクセス、3,958 件のカード情報漏えいの可能性

  10. アメリカでは「祖父母詐欺」

    アメリカでは「祖父母詐欺」

ランキングをもっと見る