米GoogleがSafariのユーザーの閲覧履歴を追跡していた問題で和解(FTC) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

米GoogleがSafariのユーザーの閲覧履歴を追跡していた問題で和解(FTC)

 米連邦取引委員会(FTC)は9日(現地時間)、米GoogleがアップルのブラウザSafariのセキュリティ設定を迂回してユーザーの閲覧履歴を追跡していた問題で、GoogleはFTCとの和解に合意し、制裁金2250万ドルを支払うと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
米連邦取引委員会の発表したリリース
米連邦取引委員会の発表したリリース 全 2 枚 拡大写真
 米連邦取引委員会(FTC)は9日(現地時間)、米GoogleがアップルのブラウザSafariのセキュリティ設定を迂回してユーザーの閲覧履歴を追跡していた問題で、GoogleはFTCとの和解に合意し、制裁金2250万ドルを支払うと発表した。

 この問題は今年2月に報じられたもので、これをきっかけにインターネット上のセキュリティについて大きな議論が巻き起こった。米大統領が関連した声明を発表するなど、米国では社会問題といえるほどの問題に発展した。

 GoogleはSafariのセキュリティ設定を迂回してユーザー情報を収集していたことが明らかとなったが、この問題をきっかけに、多くの企業が同様の行為を日常的に行なっていたことが明らかとなった。また、こういった問題がありながら、ほとんどのブラウザは有効な対策をとっていなかったことも明らかとなった。

 現在ではGoogleを含めほとんどの企業がこうした追跡行為をしないことを発表しているほか、ブラウザ側もDNT(Do Not Track)機能を搭載するなど対策が進んでいる。

Google、Safariの追跡問題で2250万ドルの制裁金支払い

《山田 正昭@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop